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(2)横移動性能(第2日目実施)
図4−3−12にジョイスティックによる右への横移動操船時の航跡を、図4−3−13にその時の操船状況図を示す。表4−3−5に針路の変化状況を示す。

表4−3−5針路の変化(ジョイスティックによる横移動操船:右へ)

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図4−3−14にジョイスティックによる左への横移動操船時の航跡を、図4−3−15にその時の操船状況図を示す。表4−3−6に針路の変化状況を示す。

表4−3−6針路の変化(ジョイスティックによる横移動操船:左へ)

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航跡図ではそれぞれ前進しているが、これは船尾よりの風を受けての操船状況であったことと、陸岸から離れた海域で試験を行ったために船位の変化が把握できなかったことが原因である。それでも左への横移動時にはGPSによって取得されたDriftAngleの情報を適宜実験者に伝達し、ジョイスティックによる前後速力の微調整(平均推力方式の採用)を行ったため、結果、右への横移動時(微調整なし)に比べて、前方への進出を抑えることができた。
針路の変化はほとんど認められず、ジョイスティックによる横移動制御が支障無く行えることが確認できた。

 

 

 

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